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2011年10月

2011年10月30日 (日)

病と歩む

マルクがまだ元気だった頃、私が恐れていたこと。
それはマルクの不治の病の宣告をされること。
病で命の終わりを覚悟すること。
宣告を受けることでそれまでの暮らしが180度変わってしまうと思っていました。

でも2010年1月12日にマルクの拡張型心筋症を告げられてみると
それは昨日の続きの今日の出来事。
そして明日も今日の続き。
病院へ通い、薬をもらい、服用させる、ちょっと今までと違った事が増えるだけで、
マルクは昨日と何も変わらない表情で過ごしていました。
そして今日も明日も明後日も、彼自身は少しも変わらない。
彼の身体は少しずつ変化しても、本質は何も変わらないんだと気付きました。
ならば身体の変化にケアをするだけ。
いつか必ずやってくる別れのその時まで、
マルクがマルクらしく生きれるよう、私も変わらずに居ようと思いました。
それは私が彼を失う恐怖によって心折れずにいられる支えでもありました。

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思えば、死という概念のない犬の強さに支えられた1年4カ月の看病生活でした。
(私は闘病って言葉は最後まで好きになれませんでした。
病は憎らしいけど、それも彼の身体の一部だから。
受け入れて苦痛を和らげるためのケアをすることに“闘う”という言葉が
しっくりこなかったからです。)

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2011年10月25日 (火)

夢で。

今朝がた、マルクの夢を見ました。

道を行く子供に向かって突進。
「マルク、ダメ!」って叫ぶ私を無視して
立ち止まる子供の足の間をスルリとくぐって
呆然と立つ子供をその場に、マルクは弾みながら「してやったり!」って顔して戻ってきます。

「そんなやんちゃして、体にさわるよ~」ってドキドキしながら私の足元に転がるマルクを撫でると、
マルクの口元から死ぬ間際の匂いがしました。
確かに病気の時のマルクの匂いでした。
「ほら、やっぱりキミは病気なんでしょ。無茶はダメ。」って思いました。

程なくして目が覚めましたが、夢で匂いを感じることってあるんですね。
嬉しくない匂いの記憶でも、マルクに会えて触れて彼を感じられたことは嬉しかった。


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2011年2月のマルクです。


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2011年10月15日 (土)

5ヶ月

今日でマルクが逝って5ヶ月です。

まだ5ヶ月なんだぁ。

マルクにさようならを言ったのは、もう随分昔のような気がするのに。
こんなふうにどんどんマルクの感触が薄れていく時の流れがうらめしい。

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2011年10月 7日 (金)

油断禁物・・・

セディの通院で待合いに居る時、
大きなゴールデンの男の子が入ってきました。
落ち着いた、おとなの貫禄十分の子。
思わず年齢を尋ねると11歳とのことでした。

“あぁ、マルクもあと2年元気だったら、こんな風なんだろうなぁ”と思った途端、
ポロポロ・・・ポロポロ・・・涙がこぼれて止まらなくなっちゃった。

その子が先に診察に入ったので涙を見られずにすみましたが、
受付に居た看護師さんを慌てさせてしまいました。
マルクが最後までお世話になった病院なのですぐに察してくださいましたが、
びっくりさせてごめんなさい。

マルクが逝ってから、できるだけ感受性のボリュームをDullの方へ捻ってるつもりなのに、
いつの間にかSharp寄りに傾いていたみたい。
油断は禁物。まだまだ鈍らせておかないと!
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あぶない、あぶない。

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窓辺で

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秋の柔らかな日が差し込む窓辺でやすむセディです。

あら、この表情・・・彼に似てる?

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ふふふ、やっぱり彼はハンサムだ。
会いたいなぁ・・・・。   会いたいよ・・・・。
肩から胸にかけてのフカフカな毛の中に顔をうずめたくなっちゃった。

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